キャリアアップ助成金(健康診断制度コース)とは?

非正規スタッフを対象に、「法定外の健康診断制度」を新たに設け、

延べ4名以上の対象者に該当する健康診断を実施した場合に、

中小企業の場合38万円(生産性要件を満たせば48万円)が受給できます。

◆対象者の範囲は?

「法定外の健康診断」が申請対象となることから、逆に言うと「法定の受診対象者」は本助成金の対象とはなりません。

「法定の受診対象者」とは、
①無期雇用される人で、かつ ②その会社の週所定労働時間の3/4以上勤務する人(週40時間の会社なら30時間以上の人)
となります。

ですので、一般的な「正規雇用」の人や、社会保険に入っているような方は「法定の受診対象者」に分類され、この助成金申請の受診者カウントには入りません。
それ以外の人(有期雇用の人や、所定労働時間が短い人)を対象に、延べ4名以上が受診することが必要です。

◆どのような健康診断が対象となるのか?

対象となる健康診断には3パターンあり、

①雇入れ時健康診断(費用の全額を会社負担)
②定期健康診断(費用の全額を会社負担)
③人間ドック(費用の半額以上を会社負担)

のいずれかとなります。

◆申請手続きの流れ

①キャリアアップ計画書の提出
計画書の中に、導入する「健康診断制度コース」の内容を明記します。

②就業規則に健康診断制度を規定
留意点として、上記「キャリアアップ計画書提出後に、就業規則に規定しなければなりません。計画書提出以前に、すでに「法定外の健康診断」が就業規則に規定されている場合は、助成金の申請対象となりませんのでご注意下さい。

③健康診断を延べ4名以上の対象者に実施
4人目が受診した日分の賃金支給日から2か月以内に申請します。

◆導入・申請にあたっての留意点

助成金を受給するためだけに実施したとしても、健康診断は毎年、全対象者に実施し続けていくものですので、コスト面だけで考えるとあまりメリットはありません。

あと申請時に、
・受診対象者名
・受診日
を特定できる、健診実施機関(病院)が発行する書面が必要です。

具体的には、上記を明記した
①領収書
を発行してもらうか、あるいは
②健康診断結果表
を提出する必要があります。①がもらえればスムーズですが、②の場合は受診者のプライバシーの問題がありますので、事前に了承を得ておくことが必要です。